鵬翼堂

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アカシアとれんが屋の想い出

東京は新宿にあるお店。

 

繁華街の中の横道に入ったところにある。

 

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アカシア

 

と言う名のお店。

 

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古くからあるお店で、ロールキャベツが有名なの。

 

多分、初めて行ったのは高校生の時だったと思う。

 

当時、東京は中野区の納税者番付で10本の指に入るお宅の

 

ぼっちゃまとお付き合いしていた頃に、その彼と行ったはず。

 

日本人なのに、外人のような容姿でハンサムだった。

 

浮かれていたので、食べたロールキャベツの味は覚えてなかった。

 

2度目に行ったのは、2番目の元旦那と。

 

笑笑

 

その時は、

 

ほぅ、このようなお味かぁ

 

と思った。

 

それから20年以上経って、

 

ダーリンとアカシアに行ってみようかと言う話しをしている。

 

が、

 

二人とも酒飲みなんで、食事の時に飲めないのはつらい。

 

なので、飲めるようになったら行こうと言う話になっている。

 

 

アカシアの路地を挟んだ前のビルの地下に、はるぅか昔、

 

れんが屋

 

と云うステーキハウスがあった。

 

懐かしく、懐かしく想い出す。

 

私が子どもの頃、父と母とよく行ったお店だった。

 

父は和食の料理人なのに偏食で、好きなものはしょっちゅう食べたがった。

 

家族の意見は聞かない。

 

自分が食べたいところに家族を連れて行く。

 

毎週のようにれんが屋に行ったような気がする。

 

手前勝手なお人であった。

 

今はもう、れんが屋もないし父も亡くなった。

 

意外と想い出とは都合の良いもので、3人の家族だんらんに思える不思議。

 

笑笑

 

父が亡くなって数年が経つ。

 

そろそろ、父の悪行三昧も忘れてきたこのごろ。

 

記憶力が悪い私は、なかなかの幸せ者かも知れない。

 

ふふふ