2023年下半期の直木賞の受賞作家さん。
その作家さんのデビュー作にして、三浦綾子文学賞を受賞された作品。
あらすじを読んで、これはなかなかヘビーな作品だなぁと思って気合いれて読み始めた。
確かにヘビー。笑笑
生きるとか命とか主題が重い。
けど、それは人として生き物としての本能だと教えてくれる。
作品中ずっと風を感じてた。
柔らかく始まって、
止まり
荒く
そして、憂い、逡巡を吹き流す風。
風のように心を揺さぶり鮮やかな何かを見せてくれる。
よい作品でありました。
この作品を読む前に、同じ作家さんの「肉弾」を読んでいました。
根底に流れるものは同じかと感じましたが、私てきには「颶風の王」が良かったかと。
直木賞受賞作品の「ともぐい」はこれから拝読。
力のある作家さんのこれからの作品が楽しみ。
今日、本屋さんに行ったけど、読みたい作品が多すぎて悶絶。
その後、ブックオフに行ってさらに悶絶。
あー
好きな作品を好きなだけ読める財力が欲しいわぁ。
笑笑