やりましたね〜
西條さんは、時代小説の中で私の推しの作家さん。
直木賞受賞は、私も嬉しかったぁ。
しかも、受賞作品の心淋し川(うらさみしがわ)は良い小説でした。
西條さんの作品は結構拝見していますが、今までの作品とは異なる
大人の小説に仕上がっていると感じました。
短編小説集?連作小説と云うのでしょうか。
はじめの3行を読んだだけで、あっという間に引き込まれる感じは、
私の大好きな作家さんで、宇江佐真理さんを彷彿とさせるなぁと、不遜にも思ったりして。
いや、ほんと、偉そうに言っちゃいますが、
要をギリギリまで押さえた文章が、ほんとに引き立って人物を浮き上がらせる。
今まで、西條さんの作品は長編しか拝読してこなかったので、
短編の名手とは思いもよらなかった。
読み手のカタルシスに作用する、素晴らしい作品でした。
朝井まかてさんが、恋歌で直木賞を受賞した時の事を思い出しました。
それまでの作品とは違う清冽さ。
ある意味での脱皮のような感じが、西條さんにも同じように思えてなりません。
一つも二つも上のレベルに上がられたようで、私はホント嬉しい。
良い作品をたくさん読ませてせいただけるのを、
楽しみに、楽しみにしています。
祝!!
直木賞受賞!!