鵬翼堂

借りるあほうに買うあほう 同じあほなら読まなきゃそんそん♪

残業無念なミステリー

私の初の一人読書の思い出は、図書館の子ども室にあった絵本たち。

 

床に座り込んで、あれもこれもと本を引っ張り出しては戻してた。

 

 それまでは、母と絵本や紙芝居なんかを借りていたっけ。

 

 多分、小学校3年生くらいの時だと思う。

 

 江戸川乱歩のお子さま向けシリーズにハマリ、

 

お子さま向けミステリーを読み漁り、

 

横溝正史の洗礼を受けて、本格ミステリー好きの道へ。

 

随分とむさぼるように読んでいたけど、カッパノベルの衰退から間遠に。

 

で、

 

ようやく、先日、なんとなく読んでみようかしらんと思い、

 

本の帯に、このミス何位だの、ミステリが読みたい何位だのかかれていた

 

本を購入して読み始めた。

 

私は、館ものが好き。

 

なので、書籍名も表紙も館だったんで選んでしまった。

 

が、

 

がが、

 

なんじゃろ?

 

立ち上がって来ない登場人物たち。

 

説明が端折られた仕掛け。

 

不要と思われる仕掛けの存在。

 

彼だの彼女だのと個人名との乱用で、文章の読みづらさ。

 

効いているのかいないのかわからない複線。

 

都合よく現れる人物。

 

名探偵へのへんなこだわり。

 

 

なんだか、読んでいる最中にイライラしっぱなし。

 

どうして、こんなにイラつくんだろう。

 

と、あら捜ししながら読む始末…

 

最後の最後に、リバースしそうな気分の悪さ。

 

 

トリックはともかく、文章が下手すぎる。

 

登場人物たちも、作家の思う通りに動かしているだけで、

 

ちっとも生きてない。

 

 

結局、最後まで読んじゃったけど、

 

金返せ!!!!!!!

 

と、言いたい一冊だった。

 

 

とほほ