去年直木賞を受賞された作家さん。
受賞作は、木挽町のあだ討ち。
気になっていたけど、なかなか手が出なかった。
でも、ダーリンが、
これは面白い、すごい!
と宣ったので読まねば!!
と思い本屋に行くもなぜかなし。
仕方なく別の本屋に行くもなし。
なので、直木賞受賞第一作目のきらん風月をお買い上げ。
時代小説は大好物。
久しぶりに直木賞を見直す作家さんだと胸が震えましたわ。
たくさんの受賞歴をお持ちの永井さん、いつの間にやらするりと世界に浸れる。
時代小説だけど、今の人に世にありがちな事柄をさらりと戒める。
身分、年齢、男女、職業、親子、全てにそれぞれの立場や考えはあっても
上下なし隔たりなしをみせてくれる。
大切なことは何かをさらりと考えさせてくれる。
さらりとしているのは軽いわけではなくて、不粋でないということ。
さらりとしているが響くのよ。
ああ、よい作品と作家さんに出会えた嬉しさ。
ダーリンおすすめのご本も楽しみ。
読める幸せを感じて、なお嬉し。
ふふふ