わんこものは読むと必ず泣いてしまうので、封印してました。
が、ようやく解禁に。
久しぶりの樋口さん。
樋口さんは、kー9と言うシリーズがあってほんと私のお気に入り。
山岳救助小説なんだけど、レスキュー隊の一員に犬が出て来る。
バディのハンドラーと一緒に、とってもいい仕事をするの。
山の怖さ、人の愚かさ、人の強さ、大自然のありようが素晴らしい。
最近はシリーズが出ていないようなので、ちょいとこのご本を買ってみた。
やっぱり泣いちゃったけど、泣きながら楽しめたし、
犬と人との在り方について考えさせられた。
なかなかに、愛しい一冊でしたわ。
未だにフレアロス。
私の愛しいフレア。
亡くなってずいぶん経つけど、毎日思い出す。
以前は思い出すたびに、切なくて苦しくて悲しんで居たけど、
今は愛しくその名を呼べるようになった。
でも、まだ時々ちくりと痛む。
このご本に書かれた。
人が犬を選ぶのでなく、犬が飼い主を選ぶと。
それならどんなに嬉しいだろう。
後悔しきりで旅立たせてしまったと自分を責めた私には、大きな救いになった。
このご本は、そんな救いを見つけられるご本かと思う。