鵬翼堂

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水野龍哉 移民の詩 大泉ブラジルタウン物語

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先月、母から送られてきたの荷物の中に入っていた。

 

群馬県大泉町に住む、日系ブラジル人のお話し。

 

ノンフィクション。

 

 

私、今はよくある名字だけど、実家の姓はちと変わってた。

 

ある時、ルーツを知りたくなって、インターネットを駆使?

 

して、調べてみた。

 

どうやら、元々は九州の出。

 

そこから一族は、大阪に向かったらしい。

 

大阪に定住した人たちと、そこから福井県に移った人たち、

 

そして、ブラジルに移民にとして行った人たちがいたらしい。

 

私は、福井県組で、そこから更に北海道へ開拓民として

 

移住した子孫との事。

 

ある時、父が健在で日本料理店を営んでいた頃、

 

うちの名字と同じ名字の方がいると、お店に連れて

 

来てくれたお客さんがいた。

 

その同じ名字の方は、大阪出身で大使館にお勤めの立派な

 

お方でびっくりしたー

 

まぁ、とにかく、

 

何でだか九州を追われて、北上した一族の中に、

 

ブラジルに移民に出た人たちがいた。

 

そのことをすっかり忘れてたけど、このご本を手にして思い出した。

 

日本から移民に行った人のご苦労、

 

ブラジルで生活しながらの、日本人としての矜恃、

 

日本に渡った日系人はなに人なのか?

 

差別、

 

理解、

 

共生。

 

何だか、ちょっぴり人ごとでない気持ちで読んでいた。

 

 

人と人がお互いを理解するのは難しい。

 

ましてや、日本から地球をズンズン裏がわに穴掘って

 

行き着くようなブラジルならばなおのこと。

 

人と人が仲良くなる為には、お互いの理解と歩み寄りが大切。

 

それこそが、差別を無くす一歩なのでしょうね。

 

でもね、ご本を読むと、共生を掲げた時点で共生には

 

まだ遠いのだろうと、日系ブラジル人、協力を惜しまない方々の

 

努力を考えさせられる。

 

 

コロナでも差別が浮き彫りになった。

 

過去の歴史や国にも、差別はあった。

 

私の心の中にも差別が無いとは言い切れない。

 

難しい問題だけど、それについて前向きに歩んで行く

 

人たちがいる事に、希望が見えるような気がする。

 

そんなご本でありました。